シニア犬用フードと成犬用フードの違い、シニア犬用フードに切り替えるタイミングを知る方法などを紹介します!

ドッグフード シニア 違い

先日ドッグカフェでお茶をしてたら、隣の席から・・・

 

『ウチのワンコも6歳になったから、そろそろドッグフードをシニア用に切り替えなきゃと思ってるのよねー』

 

という会話が聞こえてきました。

 

うーむ、これは・・・要注意ですね(^_^;

 

「●歳になったら必ずシニア犬用フードに切り替える」のが当たり前って、思ってる人はけっこう多いんですが、実は間違いだったりします。

 

もしかしって、アナタも同じように考えていますか?

 

もしそうだとしたら、要注意です。良かれと思ってシニア犬用フードに変えたのに、逆にワンコが体調を崩してしまった・・・なんてことになってしまうかもしれません。

 

そんなことになったら、ワンコは可愛そうですよね・・・。

 

そんな悲劇を起こさないために、「成犬用フードとシニア犬用フードの違い」や「シニア犬用ドッグフードへの正しい切り替え時」などを解説していきますので、是非最後までお付き合いください。

 

ワンコの年齢が5歳〜7歳前後で、シニア犬に近づいてきているという人は特に要チェックです。


成犬用フードとシニア犬用フードの違いは?

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2つのフードの違いを表にすると、こんな感じです。

項目 成犬用フード シニア犬用フード
タンパク質 25〜33% 20〜28%
脂質 8〜15% 5〜10%
カロリー 330〜400kcal 300〜380kcal
特徴的な原材料 特になし 乳酸菌、グルコサミン、DHAなど老化ケアの原材料

 

成犬用フードはタンパク質と脂質で全体の30〜50%を占めるメイン成分になっていて、カロリーも高め(最大で400kcal)になってます。

 

それに対して、シニア犬用フードは同じくタンパク質と脂質がメイン成分になっているものの、その割合は25〜40%と若干下がります。カロリーも成犬用から10%程度低くなってます。その分、老化をケアする原材料が多く含まれているって感じです。

 

シニア犬用フードの特徴は?

まとめると、シニア犬用フードは『タンパク質・脂質・カロリーは成犬用に比べて低め』『老化をケアする原材料を多く含む』というのが大きな特徴になります。

 

こうした特徴は、シニアになる"ワンコの身体"の変化に対応してます。

 

『タンパク質・脂質・カロリーは成犬用に比べて低い』のは、フードから摂取するエネルギーを低く抑えるため。ワンコもシニアになると運動量が落ち、基礎代謝も低下するので、消費するエネルギーが減ります。それに合わせてるんですね。

 

『老化をケアする原材料を多く含む』のは、そのまんまですが(笑)、シニアになって出てくる老化の症状に対応するためです。以下が代表的な老化をケアする原材料になります。

  • 消化・吸収能力の衰えをケア:乳酸菌、オリゴ糖など
  • 関節の衰えをケア:コンドロイチン、グルコサミンなど
  • 認知症のケア:EPA、DHAなど

 

こんな風に、フードの特徴はワンコの身体に合わせたものになっているので、例えばシニア犬になっても成犬用フードを食べさせたりするのは、オススメできません。

 

シニアになっても成犬用フードを与えていたらどうなる?

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一番ありがちなパターンは肥満です。成犬用フードのほうがタンパク質・脂質・カロリーが高いので、シニア犬だと運動量も減っていて使い切れないんですね。

 

消化・吸収能力が衰えた上に肥満になってしまうと、内臓や関節への負担もどんどん大きくなってしまいます。

 

逆に、成犬にシニア犬用フードを与えたら?

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今度は逆のパターンですね。シニア犬用フードでは成犬にとって必要なタンパク質・脂質・カロリーが満たせません。なので、全体的な栄養不足になって不健康に痩せてしまう可能性が高いです。また脂質が不足で、皮膚が乾燥してかゆみが出たり、毛並みが悪くなったりします。

 

ちょっと痩せるだけならまだしも、栄養不足から大きな病気につながってしまうのが怖いです。

シニア犬用フードに切り替える最適なタイミングは?

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どうでしょう?シニア犬にとっても成犬にとっても、"合わないフード"を食べてしまうと、思わぬ体調不良や病気の原因になる可能性があるんですね。

 

なので、『いつシニア犬用フードに切り替えるのか?』そのタイミングはかなり大事です。

 

年齢だけで判断するから、悲劇を招いてしまう

冒頭で紹介した「●歳になったら必ずシニア犬用フードに切り替える」というのが間違っている理由は、「年齢だけ」でフードの切り替えタイミングを決めているからです。

 

年齢とワンコの身体の変化・状態は、必ずしもすべてのワンコで同じではありませんよね。

 

例えば、6歳頃から関節が弱くなって歩くのが億劫になってる子もいれば、9歳、10歳になってもほとんど足腰も衰えずに、若い頃と変わらず散歩中に走り回る子もいます。

 

なので、年齢だけで判断すると、アナタのワンコにとっては"合わない"タイミングかも知れないんですね。

 

これが何を招いてしまうか・・・すでに上で説明したとおりで、ワンコにとって良いことは1つもありません(^_^;)

 

ワンコの身体に現れるシニアの兆候を見てあげる

じゃあ、「どうやってワンコがシニアになったと判断したり、フードの切り替えタイミングを決めるの?」というと、アナタのワンコの身体の変化や体調を見ながら"シニアの兆候"が出ていないかをチェックして判断します。

 

特別むずかしいことではなく、獣医などの専門家じゃなくても大丈夫なのでご安心を(^^)

 

ワンコの身体に現れる主なシニアの兆候は、この4つです。

  1. ウンチの状態が良くない
  2. 体重が増えるor減る
  3. 食欲がなくなるor嘔吐をする
  4. 排泄中によろめく、散歩の途中で歩かなくなる等

 

これらのワンコの身体のチェックを通じて、シニア犬としてフードの切り替えなどの必要がありそうか?を見ていきます。

 

1.ウンチの状態が良くない

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ワンコのウンチが良い状態のときは、『茶色で適度に水分を含んだツヤがあり、ティッシュでつかめる程度の固さ』のウンチになってます。それが『コロコロしてて硬い』『ベチャベチャしてる』『掴むとつぶれる』『色がまっ黒』みたいなウンチになったら、ワンコの胃腸(消化・吸収機能)が弱くなっている可能性があります。食物繊維や乳酸菌などを多く含むシニア向けフードを検討しましょう。

 

2.体重が増えるor減る

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体重の増減も要チェックポイントです。太り気味になった場合は、よりカロリーが低いフードへ切り替えを検討します。逆に痩せてしまったという場合は、よりタンパク質(=肉)の割合が多いフードを選ぶ必要があります。

 

3.食欲がなくなるor嘔吐をする

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食欲がなくなったり、嘔吐をする回数が増えたら、消化・吸収機能が衰えてきたサイン。「1」と同じように食物繊維や乳酸菌などを多く含むシニア向けフードを検討しましょう。また食欲がなくなった結果、体重が減ってしまったら、「2」と同じようにタンパク質が高めのフードに変えたほうが良いですね。

 

4.排泄中によろめく、散歩の途中で歩かなくなる等

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筋力の低下ですね。なので筋力を付けるために、よりタンパク質(=肉)の割合が多いフードを選びます。特に散歩で歩かなくなって運動量が減ると、かなり筋力が落ちるので要注意です。

 

 

自宅で簡単にできる4つのチェックを紹介しましたが、やはり専門家による健康状態のチェックも重要です。素人では気づかない"シニアの兆候"もあるので、そこはプロに任せましょう。一般にシニアと言われる年齢になったら、急にフードを変える必要はないですが、半年に1回(最低でも1年に1回)くらい定期検診を受けさせてあげてくださいね。


まとめ

いかがでしたか?「6歳になったから、もうシニア犬用フードに切り替えなきゃ!」とか、もうそんなことは思わないですよね(笑)

 

ぜひ、ワンコの健康状態を見ながら、例えば「筋力が落ちてきたからタンパク質が多めがいいかな?」とか、具体的にアナタのワンコに合うフードを選んであげてくださいね。

 

 

「うーむ・・・話はわかったけど・・・ちょっと、面倒かも・・・」と思った人いません? 僕は自分で調べたとき、そう思いました(笑)

 

そういう人は『全年齢対応』のフードを選ぶのも、1つの選択肢です。

 

全年齢対応のフードはシニア用の栄養素もバランスよく含んでいて、成犬でもシニア犬でも食べて問題ないフードになってます。なので、シニア犬用フードへの切り替えが不要ですから、面倒くさくないんですね。

 

ちなみに我が家では、3歳のヨークシャから16歳のダックスまで、全年齢対応の『モグワン』を食べてます。みんな、毎日元気です(^^)

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『モグワン』を食べる16歳のダックス♪

 

フードへの切り替えって、それだけでワンコにとって負担になることも多いんですよね。フードの栄養素とか関係なく、フードが変わること自体がストレスになってしまうんです。そういう意味でも、全年齢対応フードはオススメです。